仕事で疲れている時に限ってギターを弾きたくなる。自分の力量というのは自分が一番よくわかっているつもりだけれど、ぶっちゃけて言えば僕は自分でイヤになってしまうほどギターがヘタクソなのだ。昨日紹介した(通称)HTRさんなんかは、すげーなぁって素でリスペクトしてしまう。あんなに自由に弾けたらさぞかし気持ちいいだろうなと思う。

だけれども、十代からずっとこの年になるまでギターと戯れていたせいで、もともとあまり好きではない超絶テクでハードなギターでも、例えばスティーヴィー・サラスのギターはけっこう好きだけどスティーヴ・ヴァイとかイングウェイは嫌いとか、自分の好みにひどくうるさくなってしまっているのも事実。

絵も同じで、言ってみればスーパーリアルの絵(イラストでもいいけど)なんてのは、要するにメタルの超絶速弾きのソロをありがたがってるだけのようにも思える。

ところが不思議なもので、文章表現のうまさというのは、主題とかあまり関係なくいとも簡単に感動してしまうのだ。村上春樹の小説を貶している 2ch のスレでも、彼の文章の表現力だけは褒めている書き込みがけっこうあって、さもありなんと思ってしまう。向田邦子もかなり凄い。

自分が拘っている分野とそうじゃない分野での価値判断というのはずいぶん違うものなのだろうなと思ったのだった。

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