日常の仕事とは別に、なかなか終わらない仕事を2本抱えて、自分はいくつかの作業を同時にはできない人間だと思い知る。そんなわけで作業は遅れ気味。しかも最近不眠症っぽい。

オムライスは昔から得意なメニューだったけど、半熟のふんわり玉子をナイフで切って振り分ける、洋食屋風のアレを初めて作ってみる。しかも味付けはケチャップではなくデミグラスで。また一歩野望に近づいた...。

自分はデタラメな人間なので、今までの人生でずいぶん挫折を味わってきているけれど、身近な人がくじけている時には、結局何も助けることができない。

 さうして見ると、昨日あの大きな石を用もないのに動かさうとしたのもその浮標の重りに使ふ心組からだったのです。おまけにあの瀬の処では、早くにも溺れた人もあり、下流の救助区域でさへ、今年になってから二人も救ったといふのです。いくら昨日までよく泳げる人でも、今日のからだ加減では、いつ水の中で動けないやうになるかわからないといふのです。何気なく笑って、その人と談(はな)してはゐましたが、私はひとりで烈(はげ)しく烈しく私の軽率を責めました。実は私はその日までもし溺(おぼ)れる生徒ができたら、こっちはとても助けることもできないし、たゞ飛び込んで行って一緒に溺れてやらう、死ぬことの向ふ側まで一緒について行ってやらうと思ってゐただけでした。全く私たちにはそのイギリス海岸の夏の一刻がそんなにまで楽しかったのです。そして私は、それが悪いことだとは決して思ひませんでした。

『イギリス海岸』宮沢賢治

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