2011-08-08
今週から通勤がなくなったので、まだ春だった数ヶ月前に最後に登って以来登れずにいた八王子城に登ってみた。おにぎりと凍らせたペットボトルのお茶を持参して午前7時過ぎに自宅を出たのだが、結局通勤していた頃とほとんど変わらない時間だった。とほほ。
一番お気に入りである『心源院搦手ルート』を攻略しようと思っていたのだが、このルートは一般的なルートではないので、今の季節は植物が生い茂ってルートを見失ってしまうかもしれないのが不安だった。
心源院の本堂の前で手を合わせる。誰もいないと思っていたら庭の手入れをしていた寺の人から「おはようございます」と声をかけられた。
心源院の脇の、かなりキツイ山道を登りきると秋葉神社がある。ここで呼吸を整える。神社裏から八王子城の搦手ルートが始まる。思ったほど植物は生い茂っていなかったのでホッとするも、クモの巣が多くて閉口する。クモの巣をかき分けながら慎重に進むのでかなり体力を消耗する。
無理しないようにキリの良いところで何度も休憩する。山の中はけっこう涼しくて心地良い。歩くたびに足元から虫が発する不快な羽音がするので、よく見てみると草の根元で休んでいたセミだった。足音に驚いて一目散に逃げ出したようでなんだか申し訳ない感じ。
3kmほどの山道におおよそ2時間を費やしてようやく松竹ルートとの分岐に到着する。ここから一般の登山ルートまではもう近いのでホッとする。
松木曲輪に到着したのが9時半ころだったろうか。誰もいない。ペットボトルのお茶が溶けるのを待ちながらのんびりと休憩する。汗でびっしょりのタオルを乾かしたり、おにぎりを食べたりして、眼前に広がる景色をゆっくり楽しんだ。この景色を味わうために数時間苦労して登ってきたのだ。
新道であっけなく下山。見どころである金子丸の雛壇式の曲輪も草が生い茂っていて、その魅力がわかりにくい。御主殿の滝は水量が豊富であまりに涼しげだったので、川岸に降りて城山川の水で顔を洗う。御主殿跡で休憩。広々として風通しの良い敷地にはすっかり緑が敷き詰められていて、殺伐とした冬の風景とはまるで違っていた。




